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今日は、先日完成したキハダのテーブルを恵那市のお客様のご住居に納めて参りました。ご主人に手をお借りしてなんとか運び入れましたが、重くてほんと一杯一杯でした。
脚はカエデの角材を使い、ご依頼の4本脚で設計しました。お客様宅の既存のハイバックチェアーもカエデ系の材料でしたので、雰囲気は合っていました。
喜んで頂き私も嬉しい1日でした。 |
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今日は寒い1日でしたが、夕焼けがとても綺麗でした。久々に山に沈む夕日を眺めた感じです。
工房ではテーブルが完成し、昨日から豆いすの制作に入っています。
これから寒さは厳しくなりますが、週末の22日は冬至です。陽はだんだん長くなりますから、寒さにめげず頑張っていきましょう。 |
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12月に入って、今日はもう13日です。…月日が経つのが早いですね。師走という事もあり色々と雑用もあって、仕事が遅れています。
工房では、長さ240cm×巾90〜95cm×高さ70cmという大きなサイズのテーブルがようやく組み立ての工程に入りました。
天板は2枚接ぎで、材は「キハダ」です。キハダはミカン科の落葉広葉樹で、温帯山地に生息しています。高さ25m、直径100cmに達するものもあります。木理が通直で美しく、軽軟で加工がしやすいので、造作材や家具材として多く使われます。
黄色の内皮を持つためキハダ(黄肌)という名前が付いたようです。その内皮を乾燥したものをオウバク(黄檗)といい、健胃整腸薬として使われています。あの苦い「御岳百草丸」です。
このテーブルは天板だけで240×95×6=126800ccですから、キハダの比重0.44をかけると約56kgの重さという事が分かります。脚部を合わせると100kg程度になるので、天板と脚部を分けて納める事が出来るように設計しました。
明日以降、最後の仕上げを施し、塗装をして完成となります。その後は今年最終の「豆いす」の制作に入る予定をしています。
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今日は岐阜市のお客様のご新居まで、座卓の納品にお伺いしました。
材はナラ材で制作し、大きさは長さ165cm×幅65〜80cm×高さ40cmです。自然の形をなるべく残し、これから生まれてくるであろうお子様のためにも面を柔らかく仕上げました。
お客様には大変喜んで頂き、制作した励みにもなりました。大変気持ちの良い一日となり、お客様に感謝しております。 |
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今朝は冷えました…マイナス3度という今年一番の寒さでした。工房のイロハモミジの紅葉が盛りになっています。
先日、自動車免許更新の帰り道に「こうじ屋」さんの前を通ったのですが、久しぶりに「どぶろく」を作ろうと思い立ち、こうじを1升買い求めました。
現在、本仕込みを終えました。でんぷんが糖に変わって、少しずつ発酵しています。あと4〜5日すると「どぶろく」が完成する予定です。 |
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本日、ようやく「桧の豆机」が完成しました。4個のうち1個は、高さが33cmの特注品です。
15〜16年前に植えた柿の木が、今年は本格的にしっかりした実をつけてくれました。甘みもまずまずで、ご近所にお裾分けしています。今年の米の収穫は籾で約150kgでして、先日は田んぼに御礼肥えの堆肥を入れました。
堆肥はダンプ1杯をまず田んぼの脇に下ろしてもらいます。そこから一輪車で近くまで運び、それを更に足や備中鍬でまんべんなく広げていきます。その後、耕運機で起こしながら混ぜていくのですが…1日半かかりました。
収穫は僅かな量なのですが、大変な手間と費用がかかります。それでも出来るのは、好きだからでしょうね!
ヤマモミジも色ずんできました。そういえば、明日は「立冬」ですね。そろそろ山仕事(整林作業)の季節になります…。 |
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本日は暖かい一日でしたが、工房の周りは秋色に染まりつつあります。
ナンキンハゼやイロハモミジはまだ紅葉していませんが、ヤマザクラやヤマボウシ、ケヤキなどは落葉し始めています。(赤いのは、お隣の家のヤマザクラです。この木がこの周辺で一番早く紅葉します。)
…いつの間にか晩秋の笠置山です。
今日、お客様からの注文である「座卓&テーブル」が完成しました。長さ173cm×幅75〜85cmのサイズで、高さは70cmと35cmの2通りで使う事ができます。
素性のいいナラ材の天板でしたが、割れなどもあり、契りなどの象嵌(ぞうがん)の仕事に時間がかかりました。
明日からは、「豆机」の制作に入る予定です。 |
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本日、「恵那産業博覧会」が催されました。右の写真は、はせ工房のブースです。
はせ工房の所属する木工部会では、体験イベントとして玄関入り口のテントにて「小さな岡持ち」の制作指導を行いました。
私も子供たちを相手に楽しく指導が出来ました。
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今日はさわやかな風とすがすがしい青空の1日でした。
先日脱穀した籾(もみ)が、長雨のため完全に乾いていなかったのでシートの上で乾燥させる必要があったのですが、今日は絶好の日和でした。これで、あとは籾摺りの作業をして玄米にするだけになりました。
さて、イベントのご案内があります。10月14日(日曜日)に「恵那産業博覧会」が開催されます。今年、はせ工房では「ケヤキの文机」と「桧の豆いす」そして小物数点を出展致します。開催時間の9時〜16時までは会場に詰めていますので、機会があれば是非お立ち寄り下さい。
詳細:「恵那産業博覧会ViVa!JIVA!フェスタ in ENA2007」
開催場所:シアター恵那(地図) |
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清清しい秋空が待ち遠しい今日この頃です。本当によく降る雨です…。ハザにかけた稲わらが青空とさわやかな風を欲しがっています。
工房北側の軒の下に、山野草の白色と紫色のホトトギスが群生していました。今年初めて発見しましたが、今まで草だと思って草刈機でびゅんびゅん刈っていました…。今年は早めに刈ったので、残って命拾いしたんでしょう。白色は珍しいようです。
杉の座卓が完成しました。「うづくり」した表面は冬目を浮き上がらせて、美しい木目を楽しむ事が出来ます。新しいうちは味わいが薄いですが、日に日に色が焼けてきて趣のある色に変わっていきます。
明日、嫁いで行きます。 |
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薄紅のコスモスが、秋の日の何気ない陽だまりにゆれている…♪
今朝、残っていた稲刈りが終了しました。1週間から10日ほどハザ干しをした後、脱穀・籾すりをし玄米すると、ようやく長期に渡る米作りの作業が終了します。ここまでくると本当に1年が早く感じられます。
さて工房では、先ほど豆いすが14個完成しました。明日からは杉の座卓の制作に入ります。そこで、杉についてひと言。
杉は日本の代表的な樹木のひとつで、本州北部から南は屋久島まで生育しています。樹幹は通直で狂いが少なく、又軽くて柔らかいため加工し易いのが特徴です。秋田杉や屋久杉は有名ですが、木目を楽しむために生まれてきたような気がします。夏目と冬目がはっきりしていて、冬目が夏目に対して極端に堅く、焼いたりブラッシングすると冬目が浮いた感じになります。
昔から天井板や建具、外壁に使われ、最近では内壁や家具にも使われます。はせ工房では引き出しの底板や座卓、小物では銘銘皿やコースターにも使っています。アレルギーで嫌われていますが、材料としては優良な材です。
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笠置山ではセミの音や蛙の鳴き声がいつの間にか聞こえなくなり、替わって秋の虫の音がにぎやかになってきました。夕空も美しくなり、昨日の三日月は大変綺麗でした。そういえば今月の25日が旧暦の8月15日にあたり、中秋の名月(十五夜)です。


今朝、嬉しい事がありました。昨年から探していた道具(プラスチックハンマー)が見つかりました。工房から600メートル程下がった農道の入り口に「はせ工房」の看板があるのですが、その下の草むらに落ちていました。
昨年看板を新しくした時に、そのまま忘れていたようです。約1年もそこで野ざらしでした。
来週あたり稲刈りをする予定なのですが、ハザ干し用の杭を打つのに都合のよい道具です。なんだか神様が教えてくれたようで嬉しくなり、早速洗って手入れをしました。
取っ手は傷んでなく、十分使える状態でした。道具は大事にしないといかんですね!
草むらでは、他にも青い可愛い花を見つけました。名前が分からないので知人に調べて頂いています。 |
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ここ2〜3日厳しい残暑が続いています。特に
今日は蒸し暑く、くたびれました。それでも、ガクアジサイは、おだやかに色を変え、工房と田んぼの間にある土手には、知らないうちにススキの穂が出ていました。
こんな風景を見ると秋はそこまで来ているようです。山里では、すでに稲刈りが終わっている田んぼもありますが、我が家はあと2週間程先になる予定です。
工房では、欅(ケヤキ)のスツールが2つ完成しました。両方とも間口46cm×奥行き30cm×高さ32cm程の大きさですが、一方は板が反っていたので反ったまま使い、「反りがんな」で仕上げました。もう一方は、厚みを定め平面にし、かんなをかけた後、ペーパーで仕上げました。
脚は「はせ工房の特色である8面棒」です。座板に丸ほぞの楔(くさび)ほぞで接ぎました。高さも少し低めなので、ちょっとした座卓代わりにもなる便利なスツールになったと思います。
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今日は連日の猛暑の狭間のようですが、ほっと一息入れる事ができ、秋を感じる涼しい一日でした。
この暑さのお陰で、田んぼの稲はしっかりと穂を出してきました。株が小さくて嘆いていましたが、有機肥料がじわじわと効いてきたようです。美しい稲穂を見ているとすごく心が癒されます。
先日、ケヤキの文机が出来上がりました。そこで今日はケヤキについて一言書きたいと思います。
ケヤキは日本の代表的な広葉樹ですが、山野に自生する他、街路樹や庭木、公園樹としてもよく植えられています。
ニレ科の樹木で心材は黄褐色、辺材は灰白色、堅硬で強じん、耐湿性と耐久性があり、木目も美しくわが国では広葉樹第一の良材とされています。古くから寺社建築の構造材として用いられてきました。
中でも木目の美しさは四季のある日本にとって心が和む樹木と言えます。漆(うるし)やエゴマ油とも相性が良く、いい色合いになりますので、建築材はもとより家具として、又木工品として多く使われています。北陸や関東地方に多く、寿命が長くて、樹形は扇型でスケールの大きい、見て良し使って良しの樹木であります。 |
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いつも、はせ工房をご利用頂きありがとうございます。8月18日(土)、19日(日)の2日間はお盆休みのためお休みさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
ここ恵那の笠置山にも真夏の太陽がどっかりと居座って、この気配ですと全国的に長〜い夏になりそうです。くれぐれもお身体に気を付けて下さい。 |
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昨日の恵那・笠置山は朝から青空で、爽やかな風が田んぼの稲をゆらゆらと揺らしていましたが、今日は風もなく蒸し暑い一日です。
今年の稲は肥料(元肥)が少なかったようで成長が悪く、分結(株が分かれて大きくなっていく事)は多くて10本ほどです。ご近所のお百性さんの稲の分結は20本ほどあるので、その株と比べるとホント貧弱で恥ずかしいです。
さて、工房では「豆机」が4脚完成しました。その中の1脚は高さが34cmの特注品です。昼からは、再び「豆いす」の制作に入ります。 |
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今日「豆いす」が16個出来上がりました。普段は10〜12個ぐらいを制作する事が多いのですが、
今回は少し多くしてみました。
1個の豆いすは、前脚が2本、後足2本、幕板2本、畳ずり2本、背板1本、座板1枚という合計10個の部材から成り立っています。16個制作するには160個の部材がいるという事になります。
その組み合わせ(木取り)については迷う事もありますが、ある決まり事に沿って決めています。第一に、木が立っていた上下は変えない事。次に、木表は外側(見つけ)に使う事。次に、木目模様の似た物を組み合わせる事。そして最後は雰囲気で決めています。
柾目使いが多い事もあって、出来上がったものを見るとだいたい同じ感じの豆いすになりますが、1台として同じ物はありません。特に背板の部材の仕上げには気をつけています。小さな子でも握りやすく、また当たっても痛くないよう、柔らかい面に仕上げる事を心がけています。その結果、形も可愛いらしくなっていると思います。
今までも、そしてこれからも、子ども達の大切な道具を作るよう努めたいと思った1日でした。 |
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梅雨らしく、よく雨が降ります。ガクアジサイは生き生きとしてますが、雨と相性がよくない
ネムノキは元気がないです。
私自身は、この時期の雨を嫌いではないのですが、道具や木材は好きではないようです。 先日、「座卓andテーブル」を久しぶりに制作し、納品しました。サイズは160cm×55〜65cm×35cmで、材はミズメ(あずさ)を使いました。
「座卓andテーブル」は字の通り、座卓にもなりテーブルにもなります。脚部をダボで接合すると高さが62cmのテーブルになります。天板が重いので見た目よりしっかりしています。
2通りに使えて大変便利な上、取り外した脚部にも板を載せれば、座卓を2つにする事もできます。お客様にも大変喜んで頂け、嬉しい限りでした。 |
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今日は梅雨の晴れ間でした。今の恵那笠置山はアジサイが美しい季節です。
先日、春日井の「岳」様へテーブルや椅子のメンテナンス指導にお伺いしました。納入して約2ヶ月ですが、白っぽい桧(ヒノキ)が陽に焼けて
ちょっといい色になってました。
布巾で汚れを拭き(全ての汚れは取れませんが…)、乾いた後に無公害の植物性オイルを塗布し染み込ませ、拭き取るという作業を行いました。
マスターは1日の営業が終わってお疲れのところでしたが、明日がお休みという事もあり頑張って頂きました。
「道具を使い込んでいくための手入れの時間」…マスターや奥様と共に良い時間が持てました。終わった後のコーヒーが美味しかったです。
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梅雨入りしたものの恵那地方は雨もあがり、田んぼの西の森にはササユリが咲き始めました。
一昨日、来訪されたお客様のお知り合いで「ささきゆりこ」さんという方がおられ、その方はササユリが大好きという事でした。ホントの話です。(笑)
ササユリはこれから1週間が見頃で、ヤマボウシも元気がいいですので、よかったら皆様も観に来て下さい。
さて、豆いすづくりの合い間に「欅(ケヤキ)の文机兼ベンチ」が完成しました。
優しく、生命感溢れる形に出来上がったと思います。
使用した欅(ケヤキ)は10年以上も前に丸太で購入したものです。「やりにくいなあ」と言われながらも、あえて枝部分を残して製材して頂きました。
中央部分には「てっぽう」がありましたので、かぼちゃの形の象嵌(ぞうがん)を施しました。兄弟板で2脚制作し、2つ合わせると座卓になり、上に乗せれば棚にもなります。この作品は売約済みになりましたが、同じような板がありますのでご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。
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白い花の「エゴノキ」が満開の季節になりました。ここ笠置山にはあちこちに「エゴノキ」が自生していて、工房の周りにも10数本あります。
今年は花芽が多く賑やかに咲いています。他にも「ヤマボウシ」や「ハコネウツギ」(園芸種)も咲き始め、「ササユリ」のつぼみが膨らんできました。
先日から進めていた「読書スタンド」の試作品が出来上がりましたので、使ってみました。
寝ながら本を読めていいのですが、楽ちん過ぎてセットして布団に入ったら、ものの3分で睡魔に耐え切れず寝てしまいました。
昼ならいいのではと、昼食のあと使ってみましたが夜と同じでした。どうやらこの「読書スタンド」には睡眠薬の効能があるようです。(笑)
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昨日は恵みの雨でしたが、今日は一転爽やかな1日でした。今年は雨が少ないので今後が心配されますが…。
「石」について一言。
石といっても「いし」では「こく」です。尺貫法の時代、木材の体積は1尺×1尺×10尺を1石としていました。1尺は約30cmですので1石は約0.278立方メートルとなります。
米や穀物のなどの容量も石でした。加賀百万石などとも言いますよね。1石は斗(とう)で言うと10斗、升(しょう)で言うと100升、合(ごう)で言うと1000合になります。なので、1合は0.18リットル、1升は1.8リットル、1斗は18リットル、そして1石は180リットルになります。
180リットルは0.18立方メートルなので、木材の場合と矛盾はしますがそういう事なんですね。木と米…字も似てますね。 |
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今日は暑い一日でしたが、何とか午前中に田植えが終了しました。登山で例えるなら頂上に上りきった感じです。
これから秋の収穫までは水の管理を行い、畦(あぜ)や周辺の草刈り、稲刈り、ハザ干し、脱穀といろいろありますが、後は下り坂を下りて行く感じです。
工房のヒトツバタコ(ナンジャモンジャ)が満開になりました。小ぶりの白い花で、すがすがしい雰囲気をもっています。崖の下にはタニウツギのピンクの花が咲き始めました。
工房では急遽「豆机」を制作しておりましたが、その制作も終えて、途中で止まっていた「豆いす」の制作を再開しています。
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昨日、一昨日と田植えを行いました。はせ工房の田植えは普通の田植えと違い、広島大学農学部で研究された「紙マルチ農法」を実践しています。除草剤は使わず、雑草を押さえるために紙を敷きながら苗を植えていきます。
昨年は2日間でやり終えたのですが、体力がなくなったのか体調が悪いのか、今年は6割程度しかできませんでした…。田んぼの高い所と低い所の差も15cm程度あったため、本日は代掻き(田に水を入れて土を砕いてかきならす作業)を一部やり直しました。
3年程前には苗から育てた事もありますが、今年の苗はまだ12〜13cm程で上手くいきません…。来年はもう一度、自分で苗から育てようと思っています。
はせ工房のすぐ近くに位置する笠置山の中腹には、恵那市指定の天然記念物「ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)」があります。あと1週間から10日くらいが見頃の予定ですが、その前に我が家のヒトツバタゴが見ごろになりました。
19年前にこの地に移り住んだ年に、記念に植えたもので現在7〜8mぐらいになっています。先の5年や10年は長いですが、経った年月は早いもんですね。
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爽やかな風が吹いている笠置山ですが、朝晩の気温が低く秋のような気配です。
私事ですが、昨年末から首の具合が悪くなかなか治りません。原因は加齢により頚骨が変形し、神経を圧迫しているようです。神経ブロックの注射をしたり整体に通ったりしていましたが、最近は諦めて、昼食と夕食後に30分ほど横になり、首に負担をかけないよう休んでから、仕事をしています。
本を読む場合も、椅子に座って読むより寝ながらの方が楽なので、
少し高めの枕を使って読んでます。そこで現在「豆いす」の制作のかたわら、寝ながら読める「読書スタンド」の試作品を桧(ヒノキ)で制作しています。まだ途中ですがこんな感じのものです。
市販されているものはスチール製の物しかないようなので、面白いかな?とも思っています。地球上に木製品を増やす事は、それだけで二酸化炭素の削減にもつながりますので…。
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新緑が深緑に変わりつつある笠置山です。ヤマツツジが満開になり、ズミかヤマナシらしき白い花がここ2、3日の陽気で一気に咲き始めました。
田んぼには水が入り、もう一回代掻き(土のかたまりを砕いてならす作業)をして5月20日あたりに田植えをする予定です。今年で10回目の米作り…。1年経つと忘れる事もありますが、だんだん要領が分かるようになりました。
今年は水を入れると同時に蛙の大合唱が始まりました。田んぼの中に大量のたまごを産み落としています。更に合唱は大きくなりそうです。
蛙の合唱を聞きながら、工房で豆いすの制作に入っています。 |
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朝方はまだ寒いですが、ここ笠置山山麓は最高の季節になっています。
工房の前のヤマザクラが満開になり、ミツバツツジもほとんど咲いて、ヤマツツジのつぼみも膨らんできました。木々の新緑は色とりどりで、山は萌えています。
はせ工房のゴールデンウィークの営業は通常通りですので、お気軽に見学にお越し下さい。田植えの準備がありますので、土と格闘している事もあるかと思いますが…。 |
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4月25日(水)にオープンする「Cafe
du Refuge 岳(がく)」様に、テーブルと椅子を納品しに伺いました。
教室や山小屋にいるような雰囲気のお店で、懐かしく、ゆっくりと落ち着けるお店でした。(ご主人様は山が好きなようで、山岳写真や登山の本もいっぱいありました。)
そんな雰囲気に合わせた椅子とテーブルを、お打ち合わせを重ねながら制作致しました。
窓からは田園風景が眺められ、ついつい長居をしてしまいそうなお店です。ランチには、こだわりの豆腐を使った日替わりメニューを計画されているそうですので、お近くへお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
「Cafe du Refuge 岳(がく)」
住所 |
春日井市廻間町下巳新田65-1(地図) |
TEL/FAX |
0568-88-8710 |
営業時間 |
9:00〜18:00
(モーニング 9:00〜11:00、ランチ 11:00〜14:00) |
定休日 |
水曜日・第3木曜日 |
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春爛漫の季節になりました。例年より2週間ほど早くミツバツツジが咲き始めています。
早生のワラビやタラ、コンテツなど山菜の芽が膨らみ始め、モミジやサクラの新緑も美しく、山が萌え始めています。
園芸種ですがジンチョウゲやハナモモも咲いてきて、「春だなあ〜〜」としみじみ感じています。
工房の方は、カフェ(喫茶店)のテーブル作成を進めており、もう少しで出来上がるところまで来ました。なんとかオープン前の納入に間に合い
そうです。 |
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今朝の気温はマイナス2度…寒かったです。お昼過ぎには15度くらいまで気温が上がり、こんな気温の変化に体の調子が狂ってしまいます。
昨日はボタン雪も降り、樹木や草花も大変です。園芸種のシデコブシは冷気にやられ枯れ始めてます。そんな中、ユキヤナギが綺麗に咲いていました。
現在工房の方では、4月25日にオープンするカフェ(喫茶店)のテーブルと椅子を制作しております。オーナーのお客様も時々来られお手伝いをして頂いていますが、椅子はほぼ目処が付いて、今はテーブルの木取りに入っています。
こちらのカフェは春日井市ですが、オープン前には一度ご案内したいと思います。 |
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お待たせしておりましたが、「桧の豆いす」が先程完成しました。
これで取り合えず5個出荷する事ができます。明日には残りの10個が出来上がりますので、やっと一息つく事ができそうです。
工房周辺では早咲きのヤマザクラが咲き始めています。ヤブツバキの赤色と相まってようやく春らしくなってきました。
これからは、コブシ、ユキヤナギ、ソメイヨシノ、ミツバツツジなども咲いていき、その後はタラの芽、ゼンマイ、ワラビ、コンテツなど山菜の季節になっていきます。
工房の周りは豊かな自然に恵まれています。機会がありましたら、お気軽にお立ち寄り下さい。 |
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工房ギャラリーの西の森には、大きな舞台のような岩があるのですが、その奥にコウヤミズキが数本自生しています。いつのまにか花が咲いていました。工房の裏の早咲きのヤマザクラは明日あたり咲き始めそうです。
さて、今日は恵那に移り住んだ記念の日なんです。19年前の1988年3月27日に、愛知県の春日井市から引っ越してきました。
家はまだ未完成で、一応キッチンと風呂とトイレと1部屋だけがなんとか使える状態でした。子ども達(当時5年生と3年生)の新学期に間に合わせるため、必死に造作していた事を思い出します。(当時の工房便りです。)
…あれから19年、早いと言えば早いですね〜。
※ お知らせ
「桧の豆いす」のご注文を頂いているお客様は、長い間お待たせして申し訳ありません。29日には完成する予定ですので、もうしばらくお待ち下さい。ご迷惑をおかけしておりますが、何卒ご理解下さい。どうぞよろしくお願い致します。
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朝の気温はマイナス1度…。お昼には13度まで上がったのですが、午後からは冷たい雨…と、気温の差が激しい1日でした。
工房ギャラリー西側にあるせせらぎの脇では「シュウジョウバカマ」が寒そうに咲いていました。夕方には金星と月がくっきりと映えて美しい夕空でした。
今日は嬉しい事がありました。今から14年前、1992年8月に名古屋三越での作品展の時のお客様が、恵那に遊びに来られたついでに工房ギャラリーに立ち寄って下さりました。
忘れないでいてくれた事だけでも嬉しかったのに、「桧の座卓」を購入して頂きました。大感謝です。
※ お知らせ
「桧の豆いす」の注文を立て続けに頂いておりまして、制作が追いつかない状態です。大変ありがたい事なのですが、只今制作に追われていますので納期に10日程かかります。ご迷惑をおかけしてしまいますが、何卒ご理解下さい。どうぞよろしくお願い致します。
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今日も、風が強くて寒い1日でした。ウグイスも昨日今日とお休みのようです。こんな寒い中でも、早咲きのヤマザクラのツボミは着々と膨らんで来ています。ひょっとすると今週末には、咲き始めるかも知れません。咲いたらお知らせしますね。

さて家具作りの方は、昨日より「豆いす」の制作に入っています。部材の木取り、座板の接ぎつけと進めています。今日の午前中は、先日完成したデスクと椅子に名入れをしたあと、焼印を押して、2回目の塗装をしました。
シンプルなデスクとシンプルな椅子に、スライド式の引き出しを付けたものです。デスクの大きさは、間口107cm×奥行きが50cm×高さ68cmで、素材は楢(ナラ)材を使用しました。椅子の座板には桐材を使用しています。
午後からは、再び豆いすの部材作りをして1日を終えました。
※ お知らせ
「桧の豆いす」の注文を立て続けに頂いておりまして、制作が追いつかない状態です。大変ありがたい事なのですが、只今制作に追われていますので納期に10日程かかります。ご迷惑をおかけしてしまいますが、何卒ご理解下さい。どうぞよろしくお願い致します。
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今日は、昨年から計画していた「木工道場」を開催致しました。
「木工道場」と言いましても、事の始まりは些細な事でして…昨年の11月頃、私の米作りの師匠である松葉口さんが、息子さんと彼女さん(現在はお嫁さん)を連れて、工房ギャラリーまで来られました。座卓を注文しに来られたのですが、その時に息子さんが一言。
「道具も技術もないけど、ほんとは自分で作ってみたいんです!」
私自身も前々からそのような企画を考えていた事もあり、「やってみよう!」という事になったのです。 |
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さて、今日の一日の経過をご報告致します。9時からのお約束でしが、8時40分頃に松葉口さん来られ、早速「木工道場」が始まりました。 |
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木材の元と末(上下)の見分け方、木表、木裏、板と框の違い、
かんな等の使う道具の説明などを一通り致しました。 |
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目標の形を頭に入れてもらって、まずは鉋(かんな)を使って
天板の表面を削ってもらいました。 |
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トースカンで板に印をつけて厚みを決め、天板の裏を削ります。
両面がほぼ平らになった後で天板の形を決め、
丸ノコで切断していきます。 |
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大体の形が決まったら、次は脚の木取りをして部材を作り、
その脚をどこに付けるか決めます。 |
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決まった場所に、2枚ほぞ用のほぞ穴の墨付けをしたところで5時になり、
1日目が無事終了致しました。 |
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松葉口さんの感想は、「鉋(かんな)で削る方向が、場所によって違う事が初めて解りました。ひとつの家具を作るのに、色々な事を考えながら進めていく事など本当に貴重な体験をさせて頂きました。ありがとうございました。完成までよろしくお願いします。」との事でした。
私も今回の企画でいろいろと勉強になりました。ありがとうございました。松葉口さん!次回は4月下旬以降に予定をしています。
※ お知らせ
「桧の豆いす」の注文を立て続けに頂いておりまして、制作が追いつかない状態です。大変ありがたい事なのですが、只今制作に追われていますので納期に10日程かかります。ご迷惑をおかけしてしまいますが、何卒ご理解下さい。どうぞよろしくお願い致します。
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今朝の気温は-3.5℃…時々雪がちらつく寒い一日でした。気持ちが春になっているだけに、骨身に凍みました。

現在は楢(ナラ)のデスクを制作しています。天板の木取りを終え、加工に入るところですが、板幅が約50cmもあるため機械が使えません。
まずは電気鉋(かんな)で表面の荒削りをし、その後同様に裏面を荒削りします。次に表面に戻って荒鉋で荒削りをし、更に「長台鉋」で整面します。
長台鉋は長い材の整面や、板を接ぐ時の接ぎ口の仕上げに用います。平鉋に比べて下端が長いので、でこぼこ面を整えるのに適しています。
表面を大体平らにしたら、ひっくり返して厚みを決めるのですが、その時に
使う道具に「トースカン」があります。トースカンは定盤上で工作物をけがく
(線をつける)道具ですが、元々は金属加工用の工具です。
木端(こば)や木口をけがいて、それを目安に厚みを決めながら、表面と
同様に荒削りをして仕上げていきます。
今日の作業はここまででした。 |
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今朝10時ごろ、「ホ〜〜ホケキョ」とウグイスの初鳴きがありました。昨日も鳴いていたらしいのですが、機械の作業中で聞こえませんでした。19年前に笠置山に移り住んでから、一番早い初鳴きが3月3日でしたから、昨日だとするとタイ記録になります。
ところで、今日は初夏の陽気でしたですね。お昼前後は下着一枚で仕事していました。ズボン下(ももひき)も脱ぎたくなりましたが、面倒なのでやめました…。
午前中は田んぼの整備をして、午後からは「桧の豆いす(大)」の制作です。組み立て、仕上げ、塗装をし、ようやく6個が完成しました。「豆いす」と比べるとやはり大きいですね。3歳ぐらいから大人まで使えますが、高齢者の方にも人気があります。
明日からは、楢(ナラ)材のデスクの制作と、「木工道場」の準備に取り掛かります。 |
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3月と聞くだけで嬉しくなりますね。今日は暖かく穏やかな一日で、工房の北東にあるヤブツバキの花が一輪開花しました。先日、咲き始めたアセビの花も満開になり、日に日に春らしくなっていきます。
現在、家具作りは「桧の豆いす(大)」の制作に入っています。今日は、前脚と後脚を幕板でつなぎ、畳ずりを付けました。背板の加工の途中で終了し、続きは又明日となります。 |
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ここ恵那の笠置山は風や雨でまだまだ寒いのですが、例年に無くアセビ(馬酔木)の花がもう咲き始めています。
6年程前に制作していた「桧の木馬」の注文を受けていましたが、本日加工が終わり、先程1回目の塗装が完了しました。
普通「木馬」というと、またがって乗り、前後にゆらゆらするタイプのものを想像されると思いますが、日本では床での生活があるため、指を挟んだりする危険があります。そこで、私はこのような「木馬」をデザインしました。
またがって取っ手を握り、両足で蹴って前に出たり方向を変えたりして動ける「木馬」です。顔は「馬」と言うよりは小鹿の雰囲気で、木目と相まって可愛らしい感じがします。
桧は年月と共に深みのあるいい色になります。1つは本日出来上がった「木馬」です、もう1つは6年程前にお客様に購入して頂いた「木馬」を再塗装したものです。古い方が断然いいですね。
今は2人目のお孫さんが、遊びに来るといつも乗って遊んでいるとの事でした。なんだかとても嬉しいお言葉でした。
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今日は二十四節気の「雨水」にあたります。雪が雨に変わり始める頃で、昔から農耕の準備を始める目安とされているようです。又、昨日は旧暦の元旦でもありました。なので、今日の月はペーパームーン(紙のように薄い月)でした。
近頃の金星は「宵の明星」で、夕方の西の空には月と金星が近くに見えます。明日は、月は三日月で少し厚くなり、金星の上の位置に来るのではないかと思います。日が沈むのが17時30分頃ですから18時位から月が沈むまでの西の空は見ものだと思います。
さて、先程、スツールを組み立てました。楢材を使ったもので、サイズは長さ67cm×幅33cm×高さ37cmです。埼玉のお客様のご注文でデザインは任して頂きました。
脚は二枚ほぞで接ぎ、丸棒の貫(ヌキ)を入れました。座板(天板)は丸反り鉋で仕上げ、面は全て鉋と切り出し小刀で仕上げました。小さい座卓としても使えるかと思います。
これから、木地の最終仕上げをして、植物油を2回塗装すれば完成です。 |
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いつものように6時半ごろ起きて窓を開けたところ、今年になって2回目の積雪でした。気温は−4度…。
秋葉山が朝日を受けて美しい風景だったので写真に撮りました。下の写真は笠置山をバックにした工房ギャラリーです。午後には雪はほとんど融けましたが、寒く辛い一日でした。
家具作りの方は、一昨日豆いすが完成し、昨日からスツールを制作しています。出来上がりましたらご紹介したいと思います。 |
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昨日は1日中、田んぼの整備をしていました。休みの日はほとんど野良仕事をして、英気を養っています。その脇の陽だまりで見つけたルリ色の草花…調べてみた所、以前から聞いていた「オオイヌノフグリ」でした。花は1cm位の大きさで、稲とは相性がよく、緑肥になると聞いています。
家具作りの方は、一昨日、豆いすの「畳ずり」を取り付けました。畳ずりとは、和室で使う机や椅子の脚の下に取り付けて、畳の損傷を防ぐための横木の事です。
豆いすは和室で使う事もあります。又、お子様が支え歩きを始める時も、畳ずりがある事によってスムーズに動いて歩く事が出来ます。
本日は、背板と座板を取り付け、組み立てが完了しました。明日は焼印を施し、植物油で塗装をしていよいよ完成です。
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蝋梅(ろうばい)という園芸樹に続いて、まんさくの花が咲き始めました。野山では他の木々に先がけて咲くため、「まず咲く」という事でこの名がついたようです。
花は淡い黄色で目立たないですが、寒い風に揺れながら梢に点々と咲く花は早春の風情を感じさせます。ここ笠置山では所々に分布しています。
横浜のお客様のご依頼で「桧のテーブル」を制作致しました。長さ68cm×奥行68cm×高さ68cmの4本脚タイプです。木目が通った綺麗な桧ですので喜んで頂けると思っています。
はせ工房では、定番作品以外の大きい作品を納品する場合、岐阜県や愛知県など近隣のお客様には直接納品する事も多いのですが、遠方のお客様に関しましては、寸法に合わせた特注の厚手ダンボールケースに詰めて発送しています。今までに破損した事はありませんので安心して発送しています。
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今日は二十四節気における「立春」です。運勢では1年の始まりでもあるようですが、「今年は充実した年になるぞ」と自分に言い聞かせているこの頃です。
そんな折、嬉しいお客様が2組工房にお見えになりました。1組は「豆いす」の紹介をして頂けるお客様です。もう1組はお店を始めるため、テーブルと椅子の見積もりをご依頼のお客様でした。一生懸命制作させて頂きます。
さて、制作が完了した和室用肘掛け椅子とスツールを、昨日お客様のご自宅に納めて参りました。
10年ほど前に納めさせて頂いた楢の座卓に、
下駄(脚部)をはかせて57cmの高さにし、その
高さにあった椅子とスツールを制作致しました。 「畳ずり」という部材をつけて、畳にキズが付かないように、又作業しやすい角度であぐらも組めるように設計しました。強度を高めるために、数箇所のほぞには木栓を入れました。
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肌触りを柔らかくするように、座板は桐の材料にうづくりをかけてブラウン色の植物油で仕上げました。元々の座卓(楢)とは少し色の感じが違いますが、
お客様からは好評でした。
喜んで頂けた事が嬉しかったです。ありがとうございました。 |
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午後から工房周辺の整林作業をしていましたが、気が付いたらすっかり日が落ちていました。道具を片付けて林の中から出てきたら、素晴らしい夕焼けだったので、ついつい又撮ってしまいました。
ちなみに正面の山は恵那市飯地町にある秋葉山です。秋葉山の位置はこのあたりです。手前にシルエットになっている木は左からモミ2本、松(マツ)、杉(スギ)です。ちょうど一番右の杉(スギ)の木の下あたりで整林してました。 |
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お客様からのご注文で、1週間程前から和室で使う肘掛の椅子を制作しています。完成したら日記でもご紹介したいと思います。
昨日の話ですが、窓を背に部材の墨付けに集中していました。加工するために部材を手に持って移動しようとした時、ふと窓に目をやると赤く明るくなってたので「何かな?」と思ったら、日の入りの瞬間でした。
あまりに綺麗だったので走ってデジカメを取りに行き、なんとか写真を撮る事が出来ました。(画像では伝えられないものがありますが…。)
都会に居ても綺麗な夕日や夕焼け、月や星の輝きを眺めると元気が出てきます。たまには、自然からの贈り物を受け取らないともったいないですね。
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暦でいう「大寒」から「立春」のあたりが本来なら一番寒い時期なんですが、ここ恵那・笠置山も今年は手がかじかむような寒さにならず、有難く過ごしています。
工房の周りで、毎年一番初めに咲く花は「蝋梅(ろうばい)」です。今年は1月4日に咲き始め、途中の寒波もあって今が満開状態です。甘く品のある良い香りを放っていますが、あと1週間位が見頃だと思いますので、機会がありましたら是非見に来て下さい。
さて、はせ工房がよく使う道具のひとつに、4本の「切り出し小刀」があります。上の2本は「鉄鋸(てつのこ)」を研いで作ったもので、「ひのきの箸」を削る時に使う小刀です。鋼(ハガネ)にすると欠けてしまうので、鉄鋸がちょうど具合がいいのです。刃先がかなり鋭利になっています。
上から3番目の「切り出し小刀」が、色々な作業の中で使われるものです。上から4番目は鞘(さや)の付いたもので、皆さんも子供の時に鉛筆などを削ったりしたものと同じです。(年代によっては使っていないかもしれないですね。)
はせ工房では、今でも鉛筆を小刀や鑿(のみ)で削っています。 家庭にも本職用の切り出し小刀と砥石(といし)があると色々と重宝して便利です。最近はプロよりも、いい砥石を持っておられる方もおられるようですが…。
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年が明けて、1月4日からは「豆いす」の制作に入っています。一番手間暇がかかる背板を完成させ、本日は朝から、畳ずりと妻台輪という部材の木取りと加工に入りました。仕事の合い間、ふと周りを見ると2日前に降った20cmの雪が、今日の陽射しで随分解けていました。木々に積もっていた雪もほとんどが解けました。
ところで皆さん、ヒノキとスギの見分け方って分かりますか?
製材して板になれば、色や木目、香りの違いで判断できますが、立木の見分け方は、近くで葉を見る事です。葉を見れば遠くからでも見分ける事が出来ますよ。
ヒノキはモミの木(クリスマスツリーにする木)に似て、先端が尖っています。スギは先端が丸く柔らかい姿になります。バスや電車の窓からでも、注意して観察すると違いがわかりますので、機会があったら観察してみて下さい。(写真は左がヒノキで、右がスギです。)
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あけましておめでとうございます。
本年が皆様にとって素晴らしい年でありますように、心よりお祈り申上げます。
今朝、2007年元旦の御来光を撮影しました。工房から徒歩40分程の所です。左手の山は恵那山です。マイナス3度快晴、きりっとした寒さの中、風も無く穏やかに迎える事ができました。
今年も、この地方の桧をどんどん使って、皆さんに喜んでもらえるような作品づくりに精進致します。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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