家具や電化製品等、家の中にある全ての物には面(角)があります。面が鋭いと当たった時にケガをします。特に子供は急に方向を変えたり、遊びに夢中になったりしてテーブルの角や箪笥の角で頭を当てたり、座机の角でむこうずねを当てたりします。
家具を制作する場合、木取り→加工→仕上げ→塗装と段階があるわけですが、一番手間暇がかかるのが、曲面の加工と仕上げです。だから柔らかいデザインの家具より、直線や角の多い家具は早く作れます。全体が柔らかでも面が角のデザインもあります。
そんな事を考えて家具を観察してみると、制作者の想いが伝わってくると思います。はせ工房では、手間はかかっても「柔らかい面」のデザインを追及していきます。 |