今、地球の温暖化が大変問題になっています。このまま温暖化が進めば、私たち人間も含めて生態系が変わり、さまざまな影響が出てきます。(もうすでに出ていますが…。)
温暖化を防ぐためには二酸化炭素の排出を抑える事がカギとなりますが、もうひとつ重要なのが「樹木の役割」です。樹木は二酸化炭素を吸収して生長するからです。ところが地球上の森林面積は、毎年およそ1500ヘクタールも減少しています。単純に考えると、樹木を伐採しない方が良いと思われますがこれは間違いです。森林を生かしながら伐採する事が大切になります。
何故ならば、樹木は二酸化炭素を「吸収」して生長するからです。樹木の重量の約半分は炭素ですから、木材は酸化炭素の缶詰です。これらの木材の中にある炭素は、その木が腐敗するか焼却されるまで貯蔵しています。伸び盛りの若木はどんどん二酸化炭素を吸収しますが、老木になると吸収を停止します。これを伐採し、資源としてなるべく長く利用し、また新たに植林をするのが大切な事になります。
例えば日本の場合では、山林を全てヒノキやスギ等の針葉樹の畑にしない事、そして植林した山林は手入れをする事が大切です。地形や治水を考え広葉樹の森を残す事も大切です。
建物や道具になるべく木材を使い、それを長く使う事が地球に優しい暮らし方であると私は思うのです。 |