でっぱりのある「つまみ」がなんとなく嫌いなので、はせ工房では「彫り込みのつまみ」にする事が多いです。以前は栗の形をよく使いましたが、最近は整理箪笥やカウンターの引き出しにリンゴの形を使っています。
開き戸のつまみの制作肯定を簡単にご説明致します。
1.彫りたい形の型を作り、彫りたいところにその型を固定します。 |
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2.トリマーという工具にガイドを取り付けて、ストレートのルーターピット(刃物)で中の部分を彫り込みます。 |
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3.次にガイドを外し、丸面のルーターピットに替えて面を取ります。 |
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4.次に、えぐりのルーターピットに替えて中をえぐります。 |
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一見簡単なようですが、一度に削り取ると抵抗が大きいので数回刃の位置を深め、少しずつ慎重に削っていく必要があります。加工に失敗して部材をダメにした事も何回かありますが、出来上がりはでっぱりがないのでデザイン的にも良く、手作り感にもあふれお客様から好評です。 |