現在の暦は太陽の動きをもとした太陽暦(新暦)ですが、明治5年以前は月の動きに寄って定めた太陰暦(旧暦)で生活をしていました。1月は新月(朔)から上弦、満月(望)、下弦となり、また新月になるまでを1ヶ月としていました。1ヶ月は約29.5日なので、29日の小月と30日の大月で調整しています。
地球が太陽の周りを1周するのは約365日なので、これを調整するために設けられているのが「閏月」です。つまり閏月のある年は、1年が13ヶ月になり、だいたい3年に1度の割合で閏月が存在します。月の満ち欠けで暦があるので、例えば2013年2月10日は旧暦の元旦になります。2月14日は旧暦の1月5日になりますから、夕方には三日月より少し太めの月が(晴れていれば)西の空に見えるはずです。
満月の夜は午後6時に月が出て、夜中の12時には真南の天上に月が来る事になり、朝方の午前6時には月が入る事になります。(緯度によって時間はずれてきますが…。)なので晴れていれば、満月の夜は夜でも明るい夜になります。考えてみれば当たり前の事なのですが、日にちですぐわかるところが生活に直結するわけです。旧暦の15日=満月、3日=西の空に三日月、24日〜30日=夜は暗いという感じです。
そんな事で、満月になる旧暦2月16日(2013年3月27日)の夜に、ある場所で月を眺める計画を立てています。 |