杉(スギ)を素材にした踏み台です。日本を代表する杉は軽くて通直で、木目が美しく耐水性のある材料です。古くは丸太舟や建築材として、建具や天井板、内壁、外壁などに使われてきました。その杉の特徴を生かし、軽くて持ち運びしやすい踏み台になっています。
杉は軽い半面、傷付き易いので「うづくり」をかけました。これはあらかじめ柔らかい夏目をブラシで削る作業になりますが、硬い冬目が浮いた感じになり、木目が美しくなると共に傷付きにくくなります。
2段の踏み台で、長さ42cm×奥行35cm、1段目の高さが26cm、2段目が50cmになっていて、それぞれが単独でも使えて、一緒にも使える構造になっています。低い方の台の天板が高い方の桟の間に収納でき、移動する時は低い台もくっついてきます。
低い方の台はスツールの役目を果たし、高い方の台はハイチェアーになるように、足を置く桟も設けました。又、低い台に腰掛けた際には、机の役目も果たせます。 |